フランスの世界遺産「Carcassonne(カルカソンヌ)」ヨーロッパ最大の城塞都市の魅力
フランス の南西部にある世界遺産「Carcassonne(カルカソンヌ)」は、「モンサンミッシェル」と同じくらい人気のある、ヨーロッパ最大の二重城壁の城塞都市です。
最大の魅力は、いまも中世当時の姿をそのままとどめていることで、ヨーロッパ中から見学者が訪れます。
「カルカソンヌを見ずして死ぬなかれ」と謳われるほど、遠くにシテの全景が現れてくると、何度訪れても感動してしまう印象深い美しさです。
(カルカソンヌは地名で、城塞都市は「シテ」と呼ばれます。)
カルカソンヌの歴史
カルカソンヌは、イタリアとボルドーなどがあるアキテーヌ地方とのワイン交易の要衝だったため、紀元前2世紀ころから要塞化がはじまりました。
そのあと、6世紀に西ゴート族がここに定住して、町を囲む一つ目の城壁をつくりました。日本では、古墳時代~飛鳥時代の頃です。
華やかな12世紀になると、二つ目の城壁がつくられ、お城や大聖堂が建設され、城外にも街がつくられていきました。
昨年2018年には、世界遺産登録20周年の記念イベントも開催され、城塞をつかったユニークなデザインが披露されました!
カルカソンヌのイベント
カルカソンヌで最も人気のあるイベントは、シテの野外劇場で開催される「カルカソンヌフェスティバル」です。
フランス国際音楽フェスティバル連盟に登録されている、有名なイベントです。
公式サイトによると、今年2019年には、パリ・オペラ座のトップダンサー、STING、JENIFER、BLACK EYED PEAS、KENJI GIRACなどが参加しました。
世界遺産の場所で音楽や演劇を鑑賞できる最高のイベントです!
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こちらは、 フランス革命記念日 7月14日の打上げ花火。
フランス各地で花火が打ち上げられますが、カルカッソンヌは格別綺麗です!!
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こちらは、今年8月1日~9月21日に開催された、城壁をつかった21分間の幻想的なマッピング。
引用元:Carcassonne観光局
カルカソンヌの名物料理
カルカソンヌといえば、白いんげん豆とソーセージの煮込み料理「カスレ」です。
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フランスでは冬に食べられる料理で、イメージするだけでお腹がいっぱいになるほど、かなり胃に重~いお料理です。
個人的には好みではありませんが、カルカソンヌ名物ということで、一度食してみると良いでしょう。ワインとよく合います。
レストランで注文すると土鍋にどっさりと盛られてきますので、おそらく日本の方でしたら、ひとつで2~3名分くらいいけると思います。
初めての時に、一人ひとつずつ注文したことがあって、大量に残してはお店の方に申し訳ない気がして、大変な想いをしたことも・・汗
周りのお客さんのテーブルをさりげなく見回して、参考にしてから注文すると間違いないと思います。
カルカッソンヌへの行き方
カルカッソンヌ周辺にある大きな都市は、トゥルーズやモンペリエ、マルセイユ、バルセロナがあります。
パリからは、TGVと電車で、リオン→モンペリエ→カルカソンヌという経路になるので、5時間半以上かかります。
トゥルーズからは、マタビオ駅から電車で40分ほど。
バルセロナからは、TGVで2時間半ほどです。スペイン側から意外と近いので、もし余裕があれば、スペイン旅行のついでに寄ってみるのも良いでしょう。
カルカソンヌという人気ボードゲームの話
ちょっと話が変わりますが、カルカソンヌつながりで紹介したいのが、数々の賞も受賞している、いま大変人気のボードゲーム「カルカソンヌ」です。
日本大会や世界大会もあるほどなので、ご存じの方も多いかもしれませんが、2000年にドイツのハンス・イム・グリュック社が発売した、今日紹介した「カルカソンヌ」をモチーフにしたゲームです。
タイルのようなカードを置いていき、町を発展させていくゲームで、人数はふたりから5人で遊べるので、友達や家族で愉しめます。
ドイツのボードゲームは素朴で面白いものが多いので、我が家でもいくつか持っていますが、子供たちにも好評です。
カルカソンヌの時代を感じながら、大人も十分楽しめるほど良くできていますし、価格も3,000円ほどなのも嬉しいですね♪
ボードゲームアプリでも出ていて、1,220円です。オンライン対戦可能なところが便利ですね。
カルカソンヌの夜もおすすめ
夜のカルカソンヌは、また格別です。
シテは入場無料なので、夕食を食べにレストランへ来る方も多いです。
(公共駐車場は有料)
夏は、夜マラソンも開催されていて、ライトアップされたシテを眺めながら走る特別な体験ができます。
場所が良いので、なにをしても最高のイベントになりますよね!
今日は、フランスの一大観光地、世界遺産「カルカソンヌ」を紹介しました。