「フランスの最も美しい村」159選を巡る旅
フランス各地には、映画やアニメに登場するような昔の趣がそのまま残る個性的で魅力あふれる村がたくさんあります。
古城や城塞都市など歴史のある建造物や周囲を見下ろす景色、音楽祭などのイベント、郷土料理、地元ワインなど、大都市では味わえないフランスの本当の良さを感じることができます。
「フランスの最も美しい村」
実際どんな村があるのか知るのに便利なのが、Les Plus Beaux Villages de France(フランスの最も美しい村)協会に認定された159ヶ所の村を紹介しているこちらのサイトです。
フランスの最も美しい村に認定されるには、信頼性と正当性を高めるため、厳しい選考基準があり、「最低2つの歴史的遺産・遺跡があり保護されていること」「人口2000人以下であること」「協会の同意が得られていること」を満たす必要があります。
認定後も審査が続き、規定を満たさない場合は、資格がはく奪されるそうです。
実際に訪れたことのある「フランスの最も美しい村」に選ばれている村をいくつか紹介します。
城塞都市「Cordes sur Ciel(コルド・シュル・シェル)」
村名が「空の上のコルド」と呼ばれるように、この城塞都市は山の頂上に広がっているので、向かい側の丘から見ると、まるで空に浮かぶ天空の村のようです。
13~16世紀につくられたゴシックの建物が並び、画家や彫刻家、陶芸家たちのアトリエも多いので、散策しながら製作の様子を眺めることもできます。
眺めのよい展望台が3ヶ所あって、周辺にはのどかな田園風景が広がっています。
毎年7月には空の上の音楽祭、9月にはコルド在住のアーティストの作品販売や郷土料理のビュッフェを愉しむことができます。
Sarlat de Caneda(サルラ・ダ・カネダ)
ドルドーニュ地方には、美しい村がたくさんありますが、そのなかでも人気なのが「サルラ・ダ・カネダ」です。
荒れ果てていた町を、修復と厳しい規制によって、いまの素晴らしい街並みへと復活させたそうです。
中世の街並みや地元食材が並ぶ週末の朝市、名物のフォアグラが知られています。
ライトアップされた夜も素敵なので、鴨料理のディナーを愉しみながらゆっくり滞在したい街です。
地元観光局のサイトはこちらです。
今日は、フランスの美しい村を紹介しました。
美食を愉しみたい方にもおすすめです。