ポポンコ

フランスで暮らしながら、気づいた良いことを紹介

外出を控えて自宅で健康に過ごす4つの習慣

おうちで健康にすごす4つの習慣



フランスで外出禁止となってから20日たちました。

そのうち、外出したのは、スーパーへの買い出し2時間のみ。

食品・日用品は、いつもと変わらない品揃えですが、高齢者限定の時間や入店できる人数制限があるので、接触しない十分な距離が保てるようになっています。

 

午前中は子供たちの自宅学習をみて、手持ちの食材を大事にたべて、家族で映画をみて早めに休む。そんな毎日がたんたんとすぎています。

 

なかには、自宅でのテレワークや閉じこもり生活に馴染めず、ストレスを感じたり、精神的に不安定になっている人も増えているようなので、制限のある環境のなかで長期滞在を経験した宇宙飛行士や潜水艦艦長のアドバイスを紹介したいとおもいます。

コロナ鬱の防止にもなりますよ。

 

日課を決めて運動は毎日すること

f:id:haruru19:20200406203725j:plain

1年間、国際宇宙ステーションに滞在した元宇宙飛行士スコット・ケリーさんによると、先がわからない不安な状況のなかでは、何時に起きて何時に何をする・・というように、先々きまった日課をこなしていくことが有効なんだそうです。

 

また、カラダも心も元気であるためには、毎日の運動や窓をあけて外の空気に触れることも大事だと指摘しています。

 

我が家でも、以前紹介した「ラジオ体操」を毎日朝食後にして、それから、それぞれの勉強や仕事に取り掛かっています。

そして、午後のお茶の時間には、窓をあけて日差しを浴びながら、春の景色を眺めていると、自然とリラックスできて、気持ちも前向きになることができます。

 

www.poponco.com

 

あとは、速報などは携帯でチェックしていますが、ほとんどニュースはみないようにしています。

不安だからとコロナ情報を追っかけていると、ずっとネガティブな気持ちに支配されて、夢にまでコロナが出てくるようになり、下の子が突然不安で泣き出したこともありました・・

 

それからは、デリケートな小さな子供たちに配慮して、笑える映画や料理・旅行番組など、家族で愉しめるものをチョイスしています。

フランスのテレビ番組では、Youtuberのように、出演者が自宅からオンラインで参加する番組が増え始め、有名人が自宅から生出演しています。

生放送の料理番組では、人気シェフと同時進行で複数の出演者が料理を作り始めると、普通のテレビ番組では見られない、素人にありがちな失敗が生じて、その都度、プロがその対処法を教えてくれるので大変参考になります。

それぞれに慌ただしく指示を出しつつも、ミスなく完璧に仕上げるところは、やはりプロだなあと感心していまいます。

ちょうど夕飯時にはじめるので、毎晩、家族でみちゃってます。

 

外出できない今、食事が大きな楽しみになっていて、ちょうど、ホワイトアスパラガスやイチゴが旬の時期なので、お花見はできないけど、食卓で春を満喫しています。

イースター

まもなく来る4月12日のイースターは、子供たちも心待ちにしてる大事な祝日なので、例年以上に、なにか特別なものにしてあげたいなとおもっています。

外出制限する自分に使命をもつ

潜水艦の船長をつとめていたビンセントさんによると、閉じこめられた空間で何かをやり遂げるには、自分なりの使命を見いだして実行することが大切なんだそうです。 

外出を控えて家にいることで、「自分だけじゃなく、周りの人たちや医療関係者の方々の命も守ることができる」のです。

 

家族・友人とテレビ電話などで話すこと

テレビ電話で家族・友人とコンタクトする

ベルギー人の元宇宙飛行士フランクさんは、任務で隔離状態にあったとき、決まった時間に母親とテレビ電話で話したことが、双方によい結果をあたえたそうです。

 

お互いに安心できるし、相手から決まった時間に電話があるので計画をたてられるメリットもありました。

 

フランスでも、外出禁止令が出てから、精神的に不安定になってしまう人が増えていますが、家族や友人と電話やテレビ電話で話すことで、症状が改善したという声をききます。

うちもスカイプや電話で、実家や友人と頻繁に連絡しあうことで安心できています。

オンラインの習い事や資格取得など新しいことに挑戦する

オンラインで習い事

海洋冒険家のイザベルさんは、ヨットでたった一人で世界一周を達成した女性です。

彼女のアドバイスは、ひとりの時間を数えたり、先のことを考えすぎずに、新しいことをはじめることが有効だといいます。

これまで読んだことのない本を読んでみたり、新しい音楽を聴いたり、日記を書き始めたり、絵をかいてみたり、新しいなにかをはじめてみましょう。

4月は、NHKの語学や趣味の新番組がスタートしますし、なにかを始めるのに最適な時期でもあります。

 

また、火星探査を想定した小規模のドームで1年間過ごしたことがあるドイツ人のシプリアンさんによると、やろうと決めたことが、ある日すっかりやる気が失せてしまうことは当たり前のことなので、複数のことにチャレンジすることをすすめています。

 

我が家では、子供たちは興味があった動画のアップやプログラミングを、主人は家の修理やDIY、私は免疫力が高まる料理づくりや手芸と断捨離をはじめてみました。 

 

園芸

また、今ちょうど野菜などの種や苗を植える良い時期なので、園芸などをはじめてみるのも良いでしょう。ベランダでできる、プランター菜園もいいですよね。

収納の棚付け、水まわりのコーキング、家具の修復、大量に溜まった写真の整理など、普段後回しになっていたものにもチャレンジしてるので、時間を持てあますというよりは充実しています。

 

毎日、プチ達成感があると、夕飯の一杯もより美味しく感じられて、気持ちも明るくなります。

 

参考・引用元:AFP通信の「閉じこもり生活のアドバイス、宇宙飛行士から潜水艦艦長まで 新型コロナ対策」

 

コロナ鬱予防に役立つ5つのこと

いま増えているコロナ鬱の症状には

・気持ちが落ち込む

・不安と焦りをかんじる

・息苦しさ

・不眠

があります。

誰しも多少は感じていることですよね。

精神科医がすすめる、コロナ鬱にならないための5つの方法を紹介します。

すでに紹介してきた内容と、ほぼ一致しています。

 

・これらの症状は、コロナによるものだと自覚する

・コロナに関するニュースを意識的にシャットダウンする

・規則正しい生活と運動をつづける

・未来の明るい希望や夢をもつ

・感謝の気持ちをもつ

また、この精神科医の先生は、いまつらい状況のなかで、普段当たり前だったことが有難く感じられることが多く、それに「ありがとう」という感謝の気持ちをもつことが、コロナ鬱を防止する鍵になるとお話されています。 

参考・引用元:PRESIDENT online「激増中 コロナ鬱を避けるための5つの予防法」

おわりに

フランスでは毎晩20時に、医療従事者の方々へ感謝の気持ちをこめて、窓やバルコニーから鍋を叩いたり拍手を送ります。

医療従事者の方々が連日直面してる恐怖や苦悩をおもえば、外出禁止はそれほどの負担ではありません。

日本では、ロックダウンはないと聞いていますが、疾患のある方や高齢者の方はできるだけ外出を避けて、こういう時こそ助け合いながら乗り切ってほしいと願っています。